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日本生命・ロングラン更新型EXとは、こんな保険だ [保険の種類]

この保険は、少額の「終身保険」に高額の「定期保険」と数種類の「特約」をセットした、典型的な抱き合わせ保険の「定期保険特約付き終身保険」です。

この保険は「更新」と名前にもあるとおり、加入から10年ごとに「更新」するものから、15年目または20年目に「更新」がある、というものまであります。

たとえば、35歳の男性がこの保険に加入し65歳までの30年間保険料を支払い、その間に死亡したら、5000万円という死亡保険金が支払われます。いろいろな10個の特約がついていて、月の保険料が2万4331円です。

この保険料を更新までの15年間支払うと、24,331円×12カ月×15年間=4,379,580円になります。
そして50歳の更新の時期を迎え、同じ保障のまま更新すると、月の保険料は6万5512円ものお金を支払うことになります。

ニッセイ保険口座の「プラチナステージ」の割引が月額2265円あります。それでも、支払い保険料総額は1535万円になります。

定期保険の大きな保障がある65歳までに亡くなれば5000万円の保障。それ以降は、終身保険100万円だけになります。65歳を境にして極端に保障が小さくなります。

日本人男性は、平均寿命でも80歳までは生きる可能性が高いわけだから、ニッセイのこの保険に入って保険料を払い終わる65歳のころは、まだまだ元気な年代です。

それにもかかわらず、保険料の払込みが終わったあとは、わずか100万円の死亡保障しか残りません。
しかも、病気やケガの入院の保障もここで終わりです。ただし、入院特約は希望すれば80歳まで延長できます。もちろん、保障を延長すれば保険料を払わなくてはいけません。最大に延長できても80歳までで、それ以降の入院の保障はなくなります。

日本生命・ロングラン更新型EXの保険料推移は下記のとおり。
35歳男性、65歳払、死亡保障5000万円

(1) 35~50歳、月払い保険料=24,331円、15年間合計額=4,379,580円
(2) 50~65歳、月払い保険料=65,512円、15年間合計額=11,792,160円
(3) 保険料割引分、月額 2,265円、30年間合計=815,400円

(1)+(2)-(3)=15,356,340円(実質合計支払額)


1500万円以上も払って、65歳以降はわずか100万円の保障しか残りません。しかも、80歳以降は入院してもまったく保障されません。


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日本生命/新・生きるチカラEXとは、こんな保険だ [保険の種類]

この保険は、加入者(被保険者)自身が病気やケガをしたとき、本人の闘病生活をサポートするのが、主たる目的の保険です。保険の仕組みは定期保険特約付き終身保険(定期付き終身)と大差ありません。

60歳とか65歳までの保険料支払い終了時までは、定期付き終身と同じように掛け捨てのいろいろな保険がついています。それを過ぎると、本人のために一生涯の「医療保険」はあるが、被保険者が死亡しても、死亡保険金は10万円しかありません。葬式代にも足りず・・・いったい、どう使えというのでしょうか?

ニッセイ/新・生きるチカラEXに35歳の男性が加入し、65歳までの30年間保険料を支払う場合だと、死亡保険金は5010万円。(医療保障部分に10万円の死亡保険金がついているので、中途半端な額になります)病気入院日額は1万円。保険料は15年ごとに更新を迎え、その時の年齢の保険料に上がります。

加入時の月払い保険料は24504円で、15年間の合計支払額は441万円。
更新を迎えると保険料は64504円にはね上がります。15年間の合計支払額は1161万円。
65歳までの保険料は、合計で1602万円にもなります。「ニッセイ保険口座」の割引が適用されても、1524万円を支払わなければいけません。


日本生命/新・生きるチカラEXの保険料推移は下記のとおり。
35歳男性、65歳払、死亡保障5000万円、入院日額1万円

(1) 35~50歳、月払い保険料=24,504円、15年間合計額=4,410,720円
(2) 50~65歳、月払い保険料=64,504円、15年間合計額=11,610,720
(3) 保険料割引分、月額 2,151円、30年間合計=774,360円

(1)+(2)-(3)=15,247,080円(実質合計支払額)


そして65歳になると、5000万円の死亡保障は終わり、あとは「医療保障」が一生涯続き、死亡すると死亡保険金は10万円です。
65歳までに亡くなり、5000万円を手にする家族は、統計上約1割です。9割の人は長生きし、1525万円をニッセイに寄付することになります。
仮に、一生涯のあいだに1か月ずつ10回入院しても、支払われる入院給付金は300万円だから、1225万円は・・・やっぱりソンすることになります。


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第一生命の新・堂堂人生で、本当に堂々とした人生が送れるのか!? [保険の種類]

第一生命にはたくさんの主力保険があります。しかし、そのほとんどの内容は、どれも大差なく、抱き合わせ保険です。「パストートU」「わんつー・らぶU」「テンダーU」「リードU」「セクレU」、そして「ニュー・アンカー・らぶU」などは、加入できる被保険者の年齢で分けているにすぎません。さらに、介護年金を中心とした「悠々人生」もあります。

そして、2004(平成16)年に「新・堂堂人生」が登場しました。新・堂堂人生は、それまで販売していた「堂堂人生」に、三大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)や介護状態になったとき、年金(インカムサポート年金)が支払われるというもの。インカムサポート年金は、生存している限り支払われる生涯年金で、業界初といわれる保障です。「保険料払込免除特約」とセットになっており、インカムサポート年金が支払われるばあい、以後の保険料は支払う必要がなくなります。

これだけの保障内容であるだけに、当然、保険料の負担は大きいものです。保険期間中に三大疾病や介護状態になる確率がどれだけあるか・・・「賭け」のような保険ですね。

第一生命の新・堂堂人生に35歳の男性が加入したばあいの保険料推移は以下のとおり。
(1) 35~45歳、月払い保険料=28,828円、10年間合計額=3,099,360円
(2) 45~55歳、月払い保険料=46,067円、10年間合計額=5,528,040円
(3) 55~65歳、月払い保険料=87,759円、10年間合計額=10,551,080円
(4) 65~75歳、月払い保険料=171,252円、10年間合計額=20,550,240円
(5) 保険料割引分、月額2,190円、40年間合計=1,051,200円

(1)+(2)+(3)+(4)-(5)=38,657,520円(実質合計支払額)

保障内容は、被保険者が保障期間である75歳までに三大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)や所定の介護状態になると、120万円の年金が一生涯支払われます。さらに、三大疾病になると300万円の「シールド特約」、病気やケガにより所定の身体障害状態になったとき200万円の「スーパーリライ」、所定の介護状態になると200万円の「介護特約」がセットされています。

この保険も抱き合わせの「更新型」保険なので、10年ごとに更新され、保険料も更新のたびにそれまでの保険料の倍近くにアップします。

75歳を迎えると、3865万円支払ったのに、それまでたまった「堂堂ファンド」で一時払いの「終身保険」を買えば、229万円の終身保険が残ります。しかし、それは75歳までの途中でファンドの買い増し(積立金の追加)を含めての数字です。

つまり、無事に75歳を迎えると、3600万円以上をドブに捨てるのと同じことなのです(3865万円支払って、229万円の終身保険が残る。実質負担額は3636万円)。

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第一生命のパスポートUは安心できる老後のパスポートになるのか!? [保険の種類]

第一生命が販売する「パスポートU」は、「リードU」「テンダーU」と3兄弟のような保険で、保障内容はどれもほぼ同じです。リードUは契約年齢30~70歳の更新型。パスポートUは契約年齢15~29歳の更新型。更新型のなかにも、「10年更新型」と「15年更新型」に分かれます。
そして、テンダーUは契約年齢15~70歳が加入できる全期型になります。

この保険も、終身保険をベースに定期保険特約をはじめとする各種特約をつけて、ひとつの保険に仕上げている「定期付き終身(定期保険特約付き終身保険)」の代表格になります。

保障内容は、主契約の終身保険100万円、その他の特約などで死亡すれば合計で4000万円。
パスポートU(15年更新型)に25歳男性が60歳保険料払込み終了で加入した場合、保険料の推移は次のようになります。

(1) 25~40歳、月払い保険料=11,130円、15年間合計額=2,003,400円
(2) 40~55歳、月払い保険料=22,947円、15年間合計額=4,130,460円
(3) 55~60歳、月払い保険料=45,854円、5年間合計額=2,751,240円

払込み保険料合計は、8,885,100円。
この保険には保険料の割引はありませんので、そのまま約888万円支払うことになります。

60歳以降は、死亡保障額100万円が残るだけ。入院保障を始めとする特約はすべてなくなります。
ただし、入院の保障は80歳まで延長できますが、当然保険料を払い続けなければなりません。しかし、最大延長できたとしても、80歳までしか保障されません。

25歳男性が60歳までに亡くなる確率は1割もありません。90%以上の人は60歳以上長生し、800万円近くを捨てるような内容です。888万円支払って100万円は終身保険として残るので、実質788万円の負担。

高齢になるほど入院の不安が増すのに、医療の保障もなくなります。60歳から割高な保険料を払って、80歳までしか保障してくれない「医療保険」に入る価値はありますか?

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